第29回 ツール・ド・おきなわ 市民140km 15位
お久しぶりです。
PC壊してても、このことは書かない訳にはいかないなー、と。
今年も出てきましたおきなわ140キロ。
去年も楽しかったけど、今年もやっぱり楽しかった!
このレースは別格だなぁと。走ってての楽しさが全然違うし、レースしてる感が一番あるレース(伝われ)だと思う。
レース以外の事は別記事で書きます。
結果は以下の通り。
Time:3:57:15:035(top+3:11)
順位:15位/完走221人中(出走403人)
Ave:35.40km/h
【ダイジェスト】
112キロ地点の有銘の登りで先頭集団から遅れた。
その前の慶佐次の補給所でもたついて位置を下げてしまい、限界に近かった所をなんとか復帰したばかりだったので我慢できなかった…
その後は第2集団を形成するもののやっぱり羽地ダムで崩壊、後ろから来た100キロオーバー40の集団と一緒にゴールって感じ。一応着順を気にしてもがいたので、5人ぐらいいた第2集団の先頭でゴール。
一応の目標だった「2回目の普久川までは先頭集団で残る」 というものはとりあえず達成出来てよかった。去年より成長しているのは間違いない。
我が焼肉ファイヤーズからはおすぎが5位(!?)に入ったのが最高順位。単純に最後の局面まで残れてるのがすげぇと思う。たしかに試走からして強かったからなぁ…
大貴も1週間前はヘルニアで出られねーとか言ってたのにしっかり完走しててよかった!
焼肉ファイヤーズ初めての集合写真
サンボルトのワンピースやっぱいい。アンダーが着れないので襟付きにしなかった事を後悔してるけど…
【詳しいレポート】
・スタート前
21:30ごろ就寝し4:30起き。まぁ寝れた。
5時に宿の朝食に向かい、6時半にオクマの駐車場で荷物を預ける。今年は同行してる人全員が140kmを走るので、名護に車を置けないからこうした。だけど、結局スタート地点でもガッツリ荷物を預けられたから、来年からはこの工程いらないと思う。
本当にシード権あるのか?と若干不安になりながらもチャリを並べる。去年よりめっちゃ並んでてビビった。
用意した補給はこんな感じ
CCD入りボトルと水ボトル
スポーツ羊羹×3
アミノバイタル×3
フラスクの中にはMag-on×4
ツーラン×2
相変わらず過剰だった。140キロなら前日と当日の食べ物の方が大事だと思う。
実際に羊羹とアミノバイタルは1つずつ余ったし、フラスクも空にはならなかった。まぁ涼しかったからってのもあったと思うけど
あとはだらだらとトイレしたり飛び跳ねてアップしたりもごもご食べたりしてるうちに、アナウンスがかかって8:20ごろ?に列移動が開始。この段階でシード持ちが前にいけた。しかしこの後しばらく待つことに。所謂やんばるクオリティ。
アップに勤しむわたし。
普通にスニーカーで行って預ければ良かった。
プロ210kmと市民210kmの間があまり空いてなかったのか、去年と違って市民210kmを行かせてからスタートすることに。結局9:20にスタート。去年より20分遅かった…
・1回目の普久川(7.2km/4.5%)
18:22、Ave175bpm
登りまでは引いてでも前にいるようにしたので、トンネルもノーブレーキで通過。20番手ぐらいで登り始める。
右側にいた方が前に上がりやすいと感じたものの、まぁ今の位置でもいいやと妥協して登る。
きついっちゃきついんだけどヒーヒー言うほどでもないってペースだった。
「とりあえず1回目の普久川では残る」というノルマがあっさり(でもなく)達成出来てしまい少し満足してしまった。あとで気づいたんだけど去年の1回目より遅かったので、残れて当たり前だった。たしかに集団は大きかった気がする。50人以上は残ってたのでは?
下りで分断が起きてて補給所までは結構頑張らないといけなかった。やっぱ前で下り始めないとダメだなーと反省。普段下りが遅いことで有名な僕だけど、ここでは下れる方らしい。
そこから奥までは特に書くことはなかった。
ここらへんからなんかアウタートップ気味の時に変速全然うまくいかないなーと1日中悩まされていた。後で気づいたが原因はハンガーを固定するネジが2本のうち1本だけ無くなってた事で、ハンガーが暴れるようになってたからだった。いやー危なかったー、完走できてよかった。マジで。
補給はジェルを1本食べた。
・奥の登り(4km/4.6%)
10:34:Ave166bpm
この登りもペースでこなす感じだった。
100キロの人たち行っちゃいましたねーとか話したりしながら頂上を先頭付近で通過。
そのままロッポンギの福田さんを中心に下り始めたんだけどこれが速かった。
他クラスの遅れ組の間を縫いながらだったものの、奥の下りは怖い所が全くないのでそこまで怖くはない。
そんな感じでサクッと海岸線まで下りて南下を始める。この日は北風がずっと吹き続けていたので、ここから先は基本的に追い風基調だった。
100キロの集団で大落車があったみたいで、落ちてるボトルとかをかわしながら走る場面も。
我が焼肉ファイヤーズのおすぎと少し話したりしながら、基本的には前にいた。
特にきついとか思う事はなく、スポーツ羊羹とかツーランとかモリモリ食べた。ずっとこの感じなら良かったのに…平穏は長くは続かないものですな。
曇りで全然暑くなかったのでボトルがまだまだ残っていたんだけど、登り始めたら飲んでる余裕ないなーと思い、若干詰め込み気味でCCDボトルを空にした。
・2回目の普久川(7.2km/4.5%)
19:00、Ave169bpm
今更だけど普久川の平均斜度4.5%って本当にただの詐欺だなーって書いてて思った。
2回目も爆上がりする事はなく淡々と。正直1回目より楽だった気がしないでもない。というかタイム的にはやっぱり楽だったのね。
きついことには変わりないんだけど、ハナクソほじる余裕があるかと聞かれると、それはあるぐらいのキツさだった。(意味不明)
前上がりたいなーと思いながらもさっきより前だからいいやーと妥協しながら登る
その甲斐もあって1回目の補給所はスムーズにいけた。水1本だけもらってさっさと復帰。しかしここで前に上がらなかったのは失敗だった…
ロッポンギの方々が下りで爆上げしてやべぇーこえーーーと思いながらもなんとかついていく状態。久しぶりに80キロ超えた。一瞬で集団が一列棒状になり、自分の前の人がダメっぽい人で中切れが起きてしまった。この日で1番「ヤベェ!ここで抜いたらめんどくさい事になる!」と感じた瞬間で、下り終わってからも全開で前を追う事に。
なんとか学校坂の入り口で復帰する事に成功したものの、確実にダメージがあったと思う。
あんま関係ないけどここまでの下りでガードレールに突っ込んで向こう側にダイブしていく人とか見ちゃった…
・学校坂(1.8km/7%、全体で7.2km/3.2%)
5:48、172bpm、全体16:05、168bpm
というわけで下ってすぐ間髪入れずに始まる学校坂。入りが1番キツくて、落ち着いてーまた登ってー落ち着いてーってのを繰り返して標高を稼いでいく7.2km。
2回目の普久川までで140kmの予選が終わり、ここから勝負が始まる感じ。実際あとの70kmはほとんどアップダウンしかない。
前述したように入り口ですでに(僕が)キツくて、あまり前に上がれず序盤の(斜度が)キツイ部分を抜ける。
その後の斜度が落ち着く部分もかなりペースが速く、登り終わりから上げていかないと切れかける感じだった。振り返るとこの繰り返しがダメージになってたなーと感じる。
この頃からおすぎが前で展開するようになってて、明らかに強いのが見ててわかった。
自分はアップダウンでかかるインターバルにより、着実に消耗していくのを感じた。少しでも緩めると前と差が開き始めるから、休めない時間が多くなっていった気がする。緩んだ所でジェル取ったりツーラン食べたりしてたけど、当然復活はしなかった(笑)
・慶佐次(3.1km/1.8%)→有銘(1.4km、7%)
6:01、158bpm→4:28、175bpm
そんな感じであまり前にいられなくなってきた所で慶佐次の2回目の補給所。集団の人数もかなり減ってきた。
水1本だけもらったものの、位置どりをミスってもたついてしまい、やっベー遅れるわけにはいかんぞと全開で追っかける。
なんとか追いついた所ですぐ出てきた有銘の登りがキツかった…
一応190bpmとこの日最高の心拍数を出せてはいたが、すでに遠ざかる背中に食らいつく力は残っていなく、あえなくドロップ…
結構ここで遅れた人が多かった印象。おすぎがしっかり予習していて、僕が予習しなかった登りがキーになるとは…猛省しかない。
一緒に遅れたなかでも脚のあったチームGIROのお二方と、まだ追いつけると信じてしばらく追いかけていたんだけど、少し難しい下りで落車の対応をしていたモトバイクに1人が突っ込んでいってしまった。
単純に1人減ってこれはいよいよ追いつくのは厳しいと判断し、ペースで回して第2集団を待つ事に。羽地の前の平坦で吸収されるも、100キロの遅れた組とかと足が揃わなくてローテがぐちゃぐちゃでキツかった気がする。
・羽地ダム(1.6km/6.5%)
5:42、170bpm
そうして最後の登り、羽地へ
第2集団の中にも脚の差はあって、僕含め数人がペースで登ると集団は崩壊した。
明らかに速かった100キロの人は放置するとして、140キロの人が1人するすると登れてたんだけどついていく余力はなかった…
ってかここって5分登った後、少し下ってまた登りだすというレイアウトが本当にキツい…
これどうする…?再結成されるだろう第2集団を待つのもなぁ、しかしここから先ゴールまで踏み切れる自信はないぞ…?とか考えながら下って橋を渡ったりしてると100キロオーバー40組のメイン集団が来たので、後ろに便乗して乗る事に。何人か140キロの選手もいた。
〜来年に向けて少し計算〜
ここは6分の計算だったんだけど、おすぎが5:11で登っているから、やっぱり勝負するのなら5分が一つの目安だなーと。
概算だけど300wぐらいは必要なので、体重65キロだとだいたい4.5倍〜5倍を5分出せる必要がある。もちろんそこまでの125kmで遅れない必要があるし、その後への余力を残す事も大事だけど!
・ゴールまで
100キロオーバー40組とうまく集団を分けたかったんだけど、まぁうまくいくはずもなく最後のスプリントに
相変わらず全然決まらない変速にビクビクしながらも一応残り300mからもがいて、横に140キロの黄色いゼッケンがいない事を確認してホッと一息。
多分マナー的には全然ダメな行為なんだろうけど、あくまで抜け出しを計った140キロの人たちをチェックしたら集団の前にいた。と言えば一応セーフなのかしら…?
来年はこんな事に悩む必要なく先頭集団でもがきたい。
【思うこと】
前回の「45位、1回目の普久川で遅れる」って結果からすると、大成長を遂げて帰ってきた!と言ってもいい気がするが、正直今年はそこまで頑張れてなかったのになーって思う所が大きく、手放しでは喜べていない。やった事に対して15位って結果は出来過ぎでは?という感情がある。
会社の飲み会や同期の誘いも多く、それを断ってまでも自転車に集中する事は僕にはできなかったし、かと言ってそうしなかったことを後悔しているわけでもない。今年はこれ以上は頑張れなかったと思っている。
どこまで本気でやるかってのは自分で決めて納得しているべきだから、もし後悔しているのならそれはブレた自分が悪い。
正直に言うとどこまで競技を続けるのかも少し迷い始めていた所に、「ほらーちょっと頑張っただけで沖縄15位だよ〜?もっと頑張ったらもしかしちゃうんじゃない〜?」と甘いエサを吊り下げられている感じ。
どうやら僕は切り捨てられない性格らしく、自転車・仕事・他の事の3つを上手くやっていきたいみたい(はっきりしてるのは仕事以外の2つは大切にしたい!!)で、今の所これにかける!と決断は出来ないみたいです。自転車にかける!とも言えないという事だけど。
バーっと思うままに書き出してみたけど、要はどういったスタンスで自転車に乗るかが、まだ定まっていないってことかなって。
とりあえず11月中はガーミンに出てる数字に目くじら立てながら自転車に乗る事は無いかな。もっと自転車に乗る事自体にフォーカスを当てて楽しむつもり。
次は年明けのもてぎ、出るかはまだ決めてないですが、出るなら12月からまたコツコツとベースを作り始めるかなー。沖縄ほど仕上げていくって訳ではなく、長い目で見たトレーニングの一環としてだけど。
参加された方々、お疲れ様でした。
また来年、次は最後まで戦いましょう。