2019 シマノ鈴鹿 5ステージ レポート
今年上半期で最大のターゲットとしていた鈴鹿5ステ。関西東海を中心に各地から集まったトップアマたち200人を相手に、チームとしてどこまでやれるのか、挑戦者の1人として感じた事を振り返っていきます。
【レース準備】
1週前に平田クリテがあった事もあり、この週から決戦用チューブ+タイヤに換装。
とはいっても前後ともに、「GP5000cl 23c+どっかの軽量ブチルチューブ」という構成。不器用なのでラテックスは使用してない()
GP5000は久しぶりにコンチのタイヤ使ったけど、今のところコレ以外を使う理由があまりないなーってぐらい万能感あるタイヤだった。大体ググって出てくる評価通りで、僕の好きなBSCのエクステンザR1Gと似たようなタイヤ。自分で一つ追加するなら、GP4000S2の時に若干感じた、ウェット路面での接地感のなさが大幅に解消された所をあげたい。
あとやっぱタイヤもチューブも軽くすると乗ってて違うなーって感じた。
その他の点は特に書く事なしで、ちゃんと洗車しておきましたよってぐらい。
【メンバー紹介】
我らがレブハフトの精鋭6名を紹介
・221 エース超人
人外その1。鈴鹿に向けて絞れすぎてて最強ぶりに拍車がかかってた。7倍界王拳とか仕掛けてくる
・222 鉄人すーさん
45歳で未だなお向上する鉄人。ハイボールが燃料。1番この中で自転車に乗るのがうまい。
・223 まこっちさん
今回のまとめ役。ビールが燃料。この人がいなかったらまともに成立してない。ありがとうございました。
・224 チャーミー
人外その2。クリテとかヒルクライムとかめちゃ強い。それって「強い」って事じゃん!
・225 わたし
チームTTで人外2人に引きずられ、泣きながら最後まで走らなくてはならない人類代表枠。
・226 タッキー
今をときめく(大嘘)大学生
2日目の彼からは野生的な香りがする。端的に言って後ろを走りたくない。
中々レブ愛に溢れた6人だったと思います。練習してて楽しかった。
応援してくれたチームの方々もありがとうございました。あまり反応できる余裕がなかったですがしっかり聞こえてて励みになりました。
【目標】
・上位20チームに入り、来年の抽選シード権を獲得
→その為にはチームTTをうまくまとめて、残りは集団から遅れない事を意識する
上記のように目標を設定。来年も出るかはさておき、とりあえずシードの権利だけは確保しようという狙い。個人的にはやらかさない限り半分より上には行くだろうし、大丈夫じゃないか?という感触だった
【1日目:8/31】
前日夜に鈴鹿入り。車中泊して4:30起き。普段寝てる時間なので当然眠い(笑)
直前まで雷雨の予報が出ていてどうなる事かと思ったけど、結局5ステージは奇跡的に2日間とも雨を完全回避できてよかった。
モソモソと準備して6時すぎに会場入りする。
めちゃいい写真やん…
アップがてら試走して、なんやかんやしてる間に7:00を過ぎ、あっという間に第1ステージへ開幕レースだから集合が早い…
<第1ステージ:フルコース5周>
結果
115位 41'46" (TOP+2'40") Ave263w NP296w
落車に巻き込まれて追走集団でのゴールとなりました。
スタートしてすぐに気づいたけど、他レースより集団の密集度がエグい。普段ここ入ってこないだろって隙間に平気でねじ込んでくるし、そこ使う?ってぐらいギリギリの所走ってる人も多かった。
そんな感じで「やべーめっちゃこえー」と思いながらスプーンを過ぎ、ヘアピンに向かって少し下ってから登り返した辺りで、集団の前方にて落車が発生!同チームのすーさんとチャーミーが巻き込まれ、少し後ろにいた自分も逃げ場がなく避けきれずに落車してしまった。やらかさなければとは何だったのか()
どうコケたのか覚えてないけど、1秒ぐらいですぐに立ち上がり、チェーン落ちだけどうにかして再出発する。
ゼンコーさんチームの方と2人で半周ぐらい全力で追いかけるものの、ホームストレートで「これ集団前に見えてるけど…」「いやーキツい」的な空気になり敢え無くちぎれてしまった。まだ1周しかしてないよっていう😰
程なくしてナカガワの方も加わり3人+αで追走集団を形成。このナカガワの人がめちゃ強くて助かった…
その後は追走の中でタイム差の拡大を最小限に食い止めるべく回していく。
5ステージのチーム成績は、「各ステージ毎のチーム内上位3名のタイムを合計したもの」で競うので、レブが集団に3人残って自分がチーム内4番目だったら頑張る必要ないんだよなぁと思いつつ、一応ちゃんと走っておいた。この時の努力が後で大きな違いとなる。
メイン集団は毎周回どこかで落車があったみたいで、追いかけてるこちらも倒れてる人を避けつつ走る。そりゃ東京の満員電車みたいになってればコケるでしょっていう。毎年こうなのかなぁ?
結局メイン集団から2'40"遅れてゴールとなってしまったが、レブハフトは超人ら3人が集団ゴールしたので、32チーム中16位につける。
すーさんとチャーミーは結局無傷で済んだようで、後続の5周の部に混じってゴールしていた。自分はケガは膝を少しすりむいた程度で、機材もブラケット少し削れたぐらい。結局出血したのは僕だけという()
救護室にガーゼとか貰いに行ったらボロボロの人たちがズラッと順番待ちしていて、野戦病院みたいになってた。まだ1レース目なのにこれかよっていう。
<第2ステージ:個人TT>
ひと段落したらBMCにDHバーつけてTTの準備へ。13時頃開始ということでひと眠りしたりして、1時間前の12時ごろからアップを始めた。
ショートコース1周でだいたい3分ということで400wぐらい出るんじゃない?と目標を400wになんとなく設定。ちなみにMMP上は448wという事で、本当はもっと追い込めたのでは?という疑惑があったりなかったり。
結果
67位 2'58".39 ave395w NP430w
ギリギリ400w届かないまでも、一応2分台には乗せられた。でも、登りも下ハンでいけたろうし、TTポジションはまだまだ向上の余地がありそう。
S字の下りでタイヤがブリブリ潰れる感があって踏みきれなかったのが失敗だった。後で空気入れたら6気圧以下だったのでただの確認不足という…
個人総合は変動なしで115位。第1ステージで同じ集団にいた人らも大体同タイムだったのでそりゃそうだなって感じ。
レブハフトは全員TTバイクでない中4人が2分台に乗せる奮闘により、ステージ11位でチーム総合も11位にジャンプアップした。
<第3ステージ:チームTT>
5ステはほとんどココで決まると言っても過言ではないチームTT、練習の成果は如何程に
結果
11位 30'58".43 ave266w NP312w
まともにチームTTやったのは2周ぐらいで、後半はハンマーチェイスみたいに後発の上位チームが固まって走る中についていく形になってしまった。まぁ10秒間隔でスタートだとこうなるよね…
普段の集団と違った状態で無秩序な中固まって走るのはなかなか怖かったものの、無事生還しタイムも上々で練習の成果が出せた。一安心。ぶっちゃけ途中で周回数わからなくなってて軽くパニック起こしてた(笑)
チーム総合は11位のままだったが、個人総合は73位まで順位を上げられたのでよしとする。
その後は速やかに撤収し、風呂だのなんだの済ませて22時過ぎに車中泊した。
【2日目:9/1】
前日と違い9時頃スタートなので、6時頃起床で済んだのは楽だった。
1日目の結果を受けて、このままいけばシードは固いので、特に焦る必要もなく集団ゴールを狙って走ることに。
<第4ステージ:ショート5周>
わずか15キロ以下のショートステージ。クリテリウムみたいなレースが予想される。
結果
31位 14'46" (TOP +0'00") Ave249w NP323w
超人とのスタート前の会話にて、前日の落車の起き方を見ててどうも登りのイン側が危ないようなので、アウト側にいれば安全では?という話をする。
始まってみるとレースペースは速いものの合わせられない訳ではなく、淡々と消化できた。
あっという間にラスト周回となり、登りでちょっと前の方に位置を上げてからズルズル下がって流していたら、最終コーナーのイン側で落車が起きる。だいぶ前の方だったので一気に大落車になるが、アウト側にいたのでランオフエリアも使って難なく回避して、一応タイム差つかないよう頑張っておいて集団ゴール。
終盤に超人がイン側から上がっていったのを見かけたので心配していたら、やはり落車に巻き込まれていてリタイアを余儀なくされてしまった。
あと何故かタッキーが途中コーンに突っ込んで落車したらしくて遅れていた。こちらは身体も機材も大丈夫そうだけど心がポッキリいっていた。メンタル弱男か。
こうして個人総合で上位につけていた2人がタイムを失ってしまい、チーム内では僕の67位が最高位となってしまった。ノーミスで完走してる人1人もいないじゃんという()
集団ゴールはタイム差なし扱いになったので、チームとしてはタイムを失うことなく、11位で最終ステージを迎える結果となった。
<第5ステージ:フルコース7周>
最後はエリートと同じ7周。なんだかんだあっという間にここまで来てしまったという感じ。
結果
86位 55'28" (TOP +0'13") Ave199w NP251w
総合
57位 2:25'55" (TOP +3'50")
序盤はステージ優勝とかチーム総合のために逃げ切りたいとか、そういった思惑が混ざってドンパチ合戦が3周ぐらい続いた。ってかチャーミーも混ざってドンパチやっとるじゃん。モンスターか?
とか言ってたらまたも落車発生。今回は余裕があったものの逃げ場がなかったのでその場で止まってしまった。もうちょいうまく躱せないとあかんなぁと反省。慌てて1分ぐらい頑張って無事に集団に合流。集団後方は「もういいだろ安全に行こうぜ」感が漂う。
程なくしてチャーミー含む10人ほどの逃げができて、結局それが勝ち逃げとなった。逃げ切ったメンバーは錚々たるメンツで、チャーミーいよいよ一段違うレベルになっちまったなぁという印象。集団側にはあまり率先して追いかけるチームがいないような感じだったので、ペースが上がってキツいという事もなく淡々と終わってしまった。NP250wってきつめの時のレブ練とあんまり変わらないという…
逃げ切りでタイムを稼いだことによりチーム総合順位の入れ替えが期待されたが、2名を送り込んだバルバが一気に稼いでレブは結局11位のままだった。
とはいえ、目標の20位以内は達成できたので、ひとしきりチームで盛り上がる。
個人総合では僕の57位がチーム内トップという事で、こちらは若干ほろ苦い結果となった。ポジティブに捉えるなら、1回遅れてもこのぐらいの順位は取れるという事を学んだと言える。
ちなみにあとで発覚したことだけど、シード権は「チーム総合上位20チーム」ではなく「個人総合の上位から数えて20チーム目まで」だったので思いっきり勘違いしていた()
という訳で慌てて数えてみると、なんと僕が20チーム目だったのでギリギリセーフ!本当に第1ステージと個人TTちゃんと走っておいてよかった笑
<まとめ>
というわけでなんとか目標を達成した5ステージを簡単に振り返る
・落車の多さ
これはシマノ鈴鹿全体に共通する事だけど、とにかく落車が多かった。レブに至ってはまこっちさん以外の5人が何かしらに巻き込まれている。
落車が起きるパターンはある程度共通していて、「上がった速度が緩まる場所、特にイン側」が危険なポイントだった。
具体的に言うと、下りからの登り返しとかインターバル緩むところとかで、鈴鹿だと130R曲がった先、スプーン、ヘアピン前、ホームストレート前が危険地帯だった。
特に第1ステージの密集度はめちゃ危ないので、次は第1ステージは後ろで様子見をするのが正解のように思った。なんだかんだ走れる人らのレースなので、後ろにいてもインターバルがそんなにきつくない。
・レベル感
さすがに上位陣はトップアマたちがずらっと名前をそろえているが、想定していたよりもチーム間でレベルの差があるなぁというのが正直な感想。
それでも個人TTなんか見るに、手を抜くとあっという間に半分以下になってしまうぐらいにはレベルは高い。今の自分のレベルでは集団の中で穏便にやり過ごす以上のことはできないだろうなと感じた。とはいえ来年の第4、第5ステージではもう少し積極的な走りができたらいいなと思う。
・チーム戦は楽しい!
普段練習している人たちと一緒に大会に出るのは地域対抗戦みたいでめちゃ楽しい!
このブログを訪れる人の何割がわかるかわからないけど、ガンダムVS.シリーズの新宿スポラン杯と雰囲気がそっくりだった。今回優勝したHSSTみたいな連合軍チームが出てきたりするあたりも似ている。
ただ鈴鹿はやらかすとケガするのが違う所かなっていう(笑)
終わった直後は「あぶねーし来年はいいかな」って気持ちが強かったけど、記事を書いているうちに「いうて来年も出たいわ」にシフトしてきた。
ただ出るなら最悪壊してもいい(?)CAAD10にコスミック履かせて出るかなとも思った。
長くなりましたが以上でレポートを終わります。